給与のデジタル払いってどういうこと？

給与のデジタル払いってどういうこと？

給与のデジタル払いとは一言でいえば、QRコード決済やバーコード決済（〇〇pay、など）のアカウントに対して、給与を振り込むことができるようになることです！

労働基準法では、給与は現金での支払が原則で、労働者が同意した場合のみ、口座振込など別の方法での支払いが認められますが、ここに新たな選択肢として、「デジタル払い」が加わることとなりました！では、「デジタル払い」を導入することで一体、会社にどのようなメリット（あるいはデメリット）があるのでしょうか？

給与のデジタル払いを導入することによる会社のメリット・デメリット

実際に運用が開始されるのはまだ先のため、あくまで現時点での見通しにはなりますが、下記のようなメリット・デメリットが予想されます！

給与のデジタル払いに関する、その他のよくある質問

また、その他よくある質問についても以下にまとめました！

給与のデジタル払いは、必ず実施しなければならないか？

給与のデジタル払いは、会社と従業員の「双方」が希望する場合に限り、これまでの制度に追加して選択可能となるものです。

会社は、希望しない労働者に強制することはできません。仮に従業員が希望したとしても、事業主にはそれに応じる義務はありません。給与のデジタル払いを導入する場合であっても、「銀行口座/証券口座」も選択肢の一つとして提示しなければなりません。(つまり、現金またはデジタル払いの二択とすることはできません。)

給与のデジタル払いは、いつから実施できるのでしょうか？

給与のデジタル払い自体は2023年4月に解禁されますが、実際に実施できるまでには、さらに数ヶ月かかると見込まれています。
※資金移動業者(「〇〇Pay」など)の審査等が終わるまでに、時間がかかる見込みのためです！

給与のデジタル払いの導入フローは?

導入するためには、就業規則や賃金規程の改定、労使協定の締結、個別説明、同意書の取得などが必要となります。